ジェリー・イェン(言承旭)、産経新聞インタビュー



台湾発のアイドルユニット「F4」の中心メンバー。
アジア各国で人気沸騰中、日本でも知名度は上がる一方だ。

今夏発表したソロアルバム第2弾『FREEDOMフリーダム)』の歌唱力に触れると、
アイドルと呼ぶのは失礼かもしれない。
ファルセットが切ない曲から、変調の効いたR&B、女性ボーカルとのラップの
デュエットまで、見事に歌いきっている。

デビューソロアルバムから5年。
俳優業が先行していたが、「ずっと歌いたいと思ってきた」。
並行してアルバム制作の準備を進め、500曲を超えるデモテープを自ら聴いて、
選びぬいた10曲を収録した。
日本版には日本語で歌った曲をボーナスで加えようと自ら提案したという。

こだわりすぎて周囲のスタッフに重圧を与えているのでは、と心配もする。
ただ、「こだわることは貫くこと」と心得ている。
「周りに『良くできたね』といわれるより、『もっとできるはず』といわれたい」。
自分の限界を安易に作りたくはないのだ。

漫画『花より男子』(神尾葉子作)を原作にした台湾ドラマ流星花園』で
主人公の道明寺司を演じ、ブレークした。
気品すら感じさせる端正な顔立ちに、確かな演技力で、今や台湾ドラマには
欠かせない俳優になっている。

だが自身にとって、歌うことは特別だという。
アルバムジェリー・イェンそのもの。決してだれかを演じているわけではない。
音楽を通じてなら、僕を理解してもらえるはず」

アルバム5曲目の『突進』。
≪もう口うるさくしないでくれ 人にはわからないことも あると思うから≫
≪ありのままの自分にならなくては≫という歌詞がある。
スター故に本当の自分が理解されない、というジレンマか。
「僕はスターなんかじゃない」と、謙遜して笑いながらも
「深刻なジレンマです」と答える姿があった。

だから、ジレンマを乗り越えるために歌う。
「音楽では自分の考え、思いを表現できる。それに、音楽に乗せることで
他の誰かを傷つけることもないしね」

今も台湾では弁護士を演じる新作ドラマの撮影中。
俳優に、歌手にと着実にキャリアを重ねる今、
「実はこれまで映画に1本しか出演していない。ぜひ、いずれ大きなスクリーンで
表現していきたい」と将来のビジョンを語る。

映画なら、いずれはハリウッドにも進出するのか、と問えば
「今手がけている仕事一つひとつ、役柄、歌、コンサートに最善を尽くすだけ」
とはっきり答えた。
華やかな容姿とは対照的に、堅実な仕事ぶりと考え方に触れ、
もっと彼を知りたくなった。
アルバムを聴いて答えを見つけたい。

【プロフィール】
ジェリー・イェン/言承旭 台湾出身。
モデルとしてデビュー後、ドラマ『流星花園』でブレーク。
共演者とドラマでのグループ名を頂いたアイドルユニット「F4」を結成した。
主演ドラマ『ザ・ホスピタル』は台湾で高視聴率を獲得し、
その後、日本でも放送された。
アルバムは2004年に次いで2作目。
2008年にはF4で日本ツアーを行い、8万人を動員した。


テーマ:華流・台流 - ジャンル:アイドル・芸能

[2009/08/29 00:00] | F4 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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